金属研磨を初めて依頼する方から「バフ掛けって、バフ研磨と同じですか?」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、ほぼ同じ工程を指す言葉ですが、呼び方が複数ある背景には理由があります。本記事では、神奈川県川崎市で1967年から研磨一筋の松本研磨工業が、「バフ掛け」という言葉の意味、似た用語との違い、依頼時に伝えるべきポイントを解説します。
バフ掛けとは
バフ掛けとは、バフ(研磨輪)を対象物に当てて磨き上げる作業を指す、現場でよく使われる呼び方です。「バフを掛ける」という動作をそのまま名詞化した口語的な表現で、正式な工程名としてはバフ研磨と呼ばれる加工と同じものを指します。
「バフ掛け」「バフ研磨」「バフ仕上げ」の違い
同じ工程を指す言葉が複数あるのは、視点の違いによるものです。
- バフ研磨:加工方法・工程そのものを指す、最も一般的で正式な呼び方です。
- バフ仕上げ:バフ研磨によって得られる結果・状態に重点を置いた呼び方です。詳しくはバフ仕上げとはで解説しています。
- バフ掛け:現場での作業そのものを指す口語的な呼び方です。「磨きをかける」という動作のニュアンスが含まれています。
いずれも同じ加工を指しているため、どの言葉で依頼いただいても内容は伝わります。ただし業種や世代によって使う言葉が異なることがあるため、初めて依頼する方は言葉の違いに戸惑うこともあるようです。
依頼時に「バフ掛け」を正確に伝えるコツ
「バフ掛けをお願いします」とだけ伝えると、実は情報として不足していることがあります。仕上がりのイメージを正確に伝えるには、次の情報もあわせてお伝えいただくとスムーズです。
- 素材:ステンレス・アルミ・真鍮など、素材によって工程や注意点が変わります。
- 仕上げのイメージ:鏡面のようなピカピカな光沢か、ヘアラインのような落ち着いた質感か。
- 用途:装飾用か、機能部品か、食品・医療用途かによって、求められる精度が異なります。
- 数量:1個からか、量産かによって工法の選び方が変わります。
まとめ
バフ掛けは、バフ研磨・バフ仕上げと基本的に同じ工程を指す、現場でよく使われる呼び方です。呼び方は違っても中身は同じ加工なので、どの言葉で依頼いただいても問題ありません。仕上がりのイメージをより正確に伝えたい場合は、素材・仕上げのイメージ・用途・数量をあわせてお伝えいただくと、工程のご提案がスムーズになります。
「バフ掛けをお願いしたいが、どう伝えればいいかわからない」という場合は、神奈川県川崎市で1967年創業の松本研磨工業にご相談ください。図面がなくても、現物・写真をもとに最適な工程をご提案します。
よくある質問
Q. 「バフ掛け」と「研磨」は同じ意味ですか?
バフ掛けは研磨の中の一種類です。研磨にはバフ研磨のほかベルト研磨・バレル研磨など複数の工法があり、バフ掛けはそのうちバフホイールを使う工程だけを指す、より狭い言葉です。
Q. バフ掛けを依頼するとき、何を伝えればいいですか?
素材、仕上げのイメージ(鏡面のような光沢か、ヘアラインのような落ち着いた質感か)、用途、数量をあわせてお伝えいただくとスムーズです。図面がなくても、現物・写真をもとにご提案できます。