ホームページに載せる写真と文章の用意のしかた|自分たちで進めるときのコツ
公開日 / 更新日 | マツケンスタジオ 責任者
- 文章の3つの用意のしかたと、書くときのコツ
- 写真の3つの用意のしかた、撮っておきたい写真とスマホで撮るときのコツ
- 載せる前に確かめたいことと、写真データの渡し方
ホームページのご相談は無料です
ホームページ作りで、依頼する側の手が一番かかるのが、文章と写真の用意です。ここが止まると、デザインがどれだけ早く進んでも公開できません。
とはいえ、文章を書く仕事をしている会社でなければ、何をどう用意すればいいのか迷うのは当たり前です。この記事では、文章と写真を無理なくそろえるための進め方を、制作する側の目線で紹介します。
まず、ページごとに「必要なもの」を書き出す
最初から文章を書き始めると、途中で手が止まりやすくなります。先に、ページごとに何が必要かを一覧にしましょう。
| ページ | 必要な文章 | 必要な写真 |
|---|---|---|
| トップ | 何の会社かを表す短い言葉 | 会社や仕事の様子が伝わる1枚 |
| 事業内容 | できること、対応できる範囲 | 作業の様子、設備 |
| 実績・事例 | 何を、どのくらい、どう対応したか | 製品や仕上がり |
| 会社概要 | 所在地、設立年、代表者など | 建物の外観 |
| 採用 | 仕事内容、一日の流れ、給与・休日 | 働いている人、職場 |
一覧にすると、すでにあるものと、これから用意するものが分かります。会社案内やパンフレットがあれば、そこから使える文章も多いはずです。
文章の、3つの用意のしかた
文章の用意には、大きく分けて3つのやり方があります。
- 自分たちで書く:費用は抑えられます。ただ、時間がかかり、公開が延びる一番の原因になりやすいやり方です。
- 箇条書きで渡す:伝えたいことを箇条書きやメモで渡し、文章に整えてもらいます。きれいな文章にする必要がないので、手間がぐっと減ります。
- 話を聞いてもらう:制作会社が話を聞き、文章をつくります。自分たちでは当たり前だと思って書かなかったことが、強みとして出てくることがあります。
全部を同じやり方にする必要はありません。会社概要は自分たちで、事業内容は話を聞いてもらう、というように分けることもできます。
文章の材料は、社内にたくさんある
「何を書けばいいか分からない」というときは、ゼロから考えるより、社内にある資料を集めるところから始めると進みやすくなります。たとえば、次のようなものが文章の材料になります。
- 会社案内やパンフレット:会社の説明、事業の紹介、沿革
- 営業で使っている資料:できること、対応できる範囲、強み
- 求人票:仕事内容、給与や休み、求める人
- お客様とのメールのやりとり:よく聞かれる質問と、その答え
- 社長や現場の人の話:仕事へのこだわり、お客様に選ばれている理由
これらを集めて渡すだけでも、文章をつくる大きな助けになります。どのページに何を載せるかの考え方は、ホームページは何ページ必要?で紹介しています。
文章を書くときの5つのコツ
読む人を一人、思い浮かべる
発注を考えている担当者なのか、仕事を探している人なのか。読む人が決まると、何を書けばいいかが決まります。
具体的に書く
「幅広く対応します」より、「1個から対応します」「最大で〇〇mmまで」のように、数字や条件で書くほうが伝わります。数字は、実際に確かめられるものだけを使いましょう。
業界の言葉を、言いかえる
社内でふだん使っている言葉が、お客様には通じないことがあります。はじめての人が読んでも分かるか、社外の人に一度読んでもらうと気づきやすくなります。
できないことも書く
対応していない内容や地域を書いておくと、合わない問い合わせが減り、合う相談が増えます。
見出しを先に決める
いきなり本文を書くより、先にページの見出しを並べてから、それぞれの中身を書くほうが、話がそれにくくなります。見出しだけを見ても、そのページで何が分かるかが伝わるようにするのが理想です。スマホで読む人は、見出しを拾いながら読み進めることが多いからです。
写真の、3つの用意のしかた
写真も、文章と同じように用意のしかたがいくつかあります。それぞれの特徴をまとめます。
| 用意のしかた | 良い点 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 自分たちで撮る | 費用がかからない。日々の仕事の様子をいつでも撮れる | 明るさや構図で、仕上がりに差が出やすい |
| 撮影の専門の人に頼む | 印象に残る写真になる。トップページなど目立つ場所に向く | 費用がかかる。撮影の日の段取りが必要 |
| 素材サイトの写真を使う | すぐに用意できる | ほかの会社と同じ写真になりやすい。自社の現場は伝わらない |
現場のある会社の場合、いちばん伝わるのは、自社の現場や人を写した写真です。素材サイトの写真は、見た目はきれいでも、その会社で実際に何をしているかは伝わりません。素材サイトの写真を使うときは、サイトごとに決められている利用の条件を確かめ、背景やイメージなど、補う使い方にとどめるのがおすすめです。
撮っておきたい写真
写真は、文章よりも早く「どんな会社か」を伝えます。現場のある会社なら、次の6つをそろえておくと、ほとんどのページに使えます。
- 建物の外観:はじめて来る人の目印にもなります
- 作業の様子:手元だけでなく、少し引いた写真もあると使いやすくなります
- 設備:何ができる会社かが伝わります
- 製品・事例:仕上がりが分かるように、明るい場所で
- 働く人:顔が見えると、問い合わせや応募の不安が減ります
- 代表者:あいさつや会社概要のページに使います
スマホで撮るときのコツ
いまのスマホなら、ホームページに十分使える写真が撮れます。次のことに気をつけるだけで、印象が大きく変わります。
- 明るい時間に撮る:暗い写真は、あとから直しても、きれいになりにくいものです
- 撮る前に片付ける:写したいもののまわりに、関係のないものが入らないようにします
- 横向きと縦向きの両方を撮る:置く場所によって、使いやすい向きが変わります
- 同じものを何枚か撮る:角度や距離を変えておくと、あとで選べます
- 少し広めに撮る:あとで切り取って使えるように、写したいもののまわりに余白を残します
- レンズをふいてから撮る:くもりが取れて、写真がはっきりします
- 加工せず、元のまま渡す:文字を入れたり、小さくしたりせず、撮ったままの写真を渡します
人を撮るとき
カメラを見て並んだ写真より、ふだんの仕事をしている途中の写真のほうが、職場の雰囲気が伝わります。作業着や安全のための道具をきちんと身につけた状態で撮りましょう。採用のページに使う場合は、顔が分かる写真が1枚あると、応募する人が働く姿を想像しやすくなります。
設備や製品を撮るとき
背景はできるだけすっきりさせ、正面や真横から、まっすぐ撮ります。大きさが伝わりにくいものは、人や身近なものと一緒に写すと分かりやすくなります。
建物を撮るとき
晴れた日に、看板や入口が分かるように撮ります。車や置いてある荷物が少ない時間を選ぶと、すっきりした写真になります。
トップページの大きな写真や、代表的な事例だけを撮影の専門の人に頼み、ほかは自分たちで撮る、という分け方もできます。
撮影を頼むときに決めておくこと
撮影の専門の人に頼む場合は、当日の時間を無駄にしないために、次のことを先に決めておきましょう。
- 撮りたい写真の一覧:どのページの、どこに使う写真か。外観、作業の様子、設備、働く人など
- 写ってもらう人:誰に写ってもらうかを決め、本人に伝えておきます
- 撮る場所の片付け:取引先の製品や図面、伝票などが写らないように、前もって片付けておきます
- 当日の段取り:作業の様子を撮るなら、どの時間にどの作業をしているかを確かめておきます
載せる前に確かめたいこと
写真と文章は、公開すると誰でも見られるようになります。載せる前に、次のことを確かめましょう。
- 取引先の製品や図面が写っていないか:預かっている品物、図面、伝票、取引先の名前が入った箱などは、写らないようにします。
- 写っている人に、載せてよいか聞いたか:社員の写真は、本人に伝えてから使います。退職したあとの扱いも決めておくと安心です。
- ほかの人が作った写真や文章を使っていないか:インターネットで見つけた写真や、ほかの会社のホームページの文章は、許可なく使えません。
- 取引先の名前を出してよいか:実績に会社名を載せるときは、先に確かめます。出せない場合の書き方は、製造業のホームページに載せたい「設備一覧」と「加工事例」の書き方で紹介しています。
写真のデータで気をつけること
写真は、なるべく大きいままのデータで渡してください。ホームページに載せるときは、表示が遅くならないように、制作する側で大きさや容量を整えます。小さくした写真をあとから大きくすることはできないので、元のデータがあるほうが使い道が広がります。
Googleは、画像の検索についての案内の中で、写真のファイル名は「IMG00023.JPG」のような番号より、何の写真かが分かる短い名前にすることをすすめています。また、写真の内容を言葉で説明する「代替テキスト」を付けることもすすめています。これは、画面を読み上げる道具を使う人や、写真が表示されない環境の人にも内容を伝えるためのものです。代替テキストは制作する側で付けますが、写真に何が写っているかを一言そえて渡してもらえると、正しく書けます。
文章と写真のほかに、そろえておきたいもの
文章と写真のほかにも、次のものがあると制作がスムーズに進みます。
- ロゴのデータ:文書に貼りつけた画像ではなく、作ったときの元のデータがあれば、それを渡します。分からない場合は、ロゴを作った会社や印刷会社に聞いてみましょう。
- 会社の基本の情報:正式な会社名、所在地、電話番号、設立年、代表者、資格や許可の番号など。一つの資料にまとめておくと、間違いが起きにくくなります。
- 採用の条件:採用のページを作るなら、今の募集の条件を最新のものにしておきます。くわしくは、採用ページの作り方で紹介しています。
渡すときは、ページごとに分ける
用意した文章と写真は、ページごとにフォルダを分けて渡すと、行き違いが減ります。写真には「外観」「作業の様子」のように、何の写真かが分かる名前をつけておくと親切です。
すべてがそろうのを待つ必要はありません。そろったページから順に渡していくと、制作を止めずに進められます。全体の進め方は、ホームページ制作の流れと期間を参考にしてください。
まとめ
文章と写真の用意は、ページごとに必要なものを書き出すところから始めます。文章は、きれいに書こうとせず、箇条書きや聞き取りを使えば止まりにくくなります。写真は、自社の現場や人を写したものがいちばん伝わります。明るい時間に、片付けてから、少し広めに撮るだけで十分に使えます。
そして、取引先や社員に関わるものは、載せる前に一度確かめておきましょう。写真は大きいままのデータで、何の写真かが分かる名前をつけて、ページごとに渡すと、制作がスムーズに進みます。
よくある質問
大丈夫です。箇条書きやメモで渡していただければ文章に整えますし、お話を聞いてこちらで文章をつくることもできます。
ページ数によって変わります。多めに撮っておいて、そこから選ぶのがおすすめです。同じ場面でも、角度や距離を変えて何枚か撮っておくと選びやすくなります。
自社で作ったものであれば使えます。ただ、内容が古くなっていることも多いので、今の事業の実際と合っているかを確かめてから使うのがおすすめです。
取引先に確かめて許可をもらうか、製品が写らない作業の様子や設備の写真を使います。自社で用意した見本を撮る方法もあります。
ページごとにフォルダを分け、何の写真かが分かる名前をつけて、撮ったままの大きいデータで渡してください。メールに添付すると小さくなることがあるので、データを受け渡す方法は、ご相談のうえで決めます。
利用の条件を守れば使えます。ただ、ほかの会社と同じ写真になりやすく、自社の現場は伝わらないので、事業内容や実績には自社で撮った写真を使うのがおすすめです。
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