ホームページは何ページ必要?1ページ・5ページ・20ページの違いと選び方
公開日 / 更新日 | マツケンスタジオ 責任者
- ページ数ごとの違いと、構成の例・良い点・気をつける点
- ページ数を決める6つのことと、業種ごとのおすすめの構成
- ページ数と検索・費用・期間の関係、迷ったときの決め方
ホームページのご相談は無料です
「うちの会社には、何ページあればいいの?」という質問もよくいただきます。ページ数は、費用にも、伝えられる量にも、検索で見つけてもらえる言葉の数にも関わります。
ここでは、よくある4つの形と、それぞれの構成の例、良い点・気をつける点、業種ごとのおすすめの構成を紹介します。あわせて、ページ数を決めるときに考えたいこと、ページ数と検索・費用・期間の関係、迷ったときの決め方も、制作する側の目線でまとめました。
そもそも「1ページ」はどう数える?
ホームページの「1ページ」は、アドレス(URL)が一つずつ分かれている画面のことです。トップページ、会社概要、事業内容、お問い合わせが、それぞれ別のアドレスで開けるなら、4ページのサイトです。
紙のパンフレットのように「1ページ=決まった長さ」ではありません。縦に長く、たくさんの内容が入っている1ページもあれば、短い1ページもあります。そのため、ページ数だけで、載せられる量や費用が決まるわけではありません。
気をつけたいのは、お知らせやコラム、実績の記事のように、あとから自分たちで足していくページです。見積りのページ数にこれらを入れて数えるのか、「お知らせの一覧のページ」と「記事のひな形」だけを数えるのかは、制作会社によって違います。見積りをとるときは、何をどう数えているのかを確かめておくと、あとで食い違いが起きにくくなります。
ページ数の目安の早見表
まずは、よくある4つの形を表にまとめます。費用はマツケンスタジオでの目安です。
| ページ数 | 主なページ | 向いている会社 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| 1ページ(LP) | 悩み、強み、事例、問い合わせを1枚に | 一つのサービスを伝えたい | 15万円〜 |
| 2〜5ページ | トップ、会社概要、事業内容、問い合わせ | はじめて作る、基本の情報をそろえたい | 30万円〜 |
| 6〜20ページ | 上に加えて、事業ごと、実績、採用、よくある質問 | 検索で見つけてもらいたい、採用にも使いたい | 60万円〜 |
| 21ページ以上 | くわしい採用情報、製品や事例の一覧、コラム | 事業や製品が多い、採用に力を入れている | お見積り |
ここからは、それぞれの形をくわしく見ていきます。
1ページ(1枚で完結するページ)
縦に長い1枚のページに、悩み、強み、お客様の声、問い合わせまでをまとめた形です。ランディングページ(LP)とも呼ばれます。
- 向いている会社:新しいサービスを紹介したい、広告から来た人に一つのことを伝えたい
- 良い点:費用と期間を抑えられる。読む順番を決めて、問い合わせまで迷わせない
- 気をつける点:伝えられる内容が限られる。会社全体の紹介や、検索で幅広く見つけてもらうことには向かない
構成の例:最初の画面(誰の、どんな悩みを解決するか)→ よくある悩み → できること・強み → 事例 → 依頼の流れ → よくある質問 → 会社の情報 → 問い合わせ。
すでに会社のホームページがあり、特定のサービスだけを広告や展示会で紹介したい、という使い方もよくあります。会社のホームページとは別に、1枚のページを作る形です。くわしくは、ランディングページ(LP)とは?で紹介しています。
2〜5ページ(名刺代わりのサイト)
トップ、会社概要、事業内容、お問い合わせ、お知らせ、といった基本の形です。
- 向いている会社:はじめてホームページを作る、まずは会社のことをきちんと載せたい
- 良い点:取引先や求職者が確かめたい基本の情報がそろう。会社の信用の土台になる
- 気をつける点:事業ごとの詳しい説明や実績までは載せにくい。あとからページを足せる作りにしておく
構成の例(5ページ):トップ/事業内容/会社概要/お知らせ/お問い合わせ。
この形で大切なのは、事業内容のページの中身です。ページが少ないぶん、一つのページの中で「何ができるか」「どんな会社に頼まれているか」「どう頼めばいいか」まで伝える必要があります。事業内容のページに、代表的な実績や依頼の流れを入れておくと、少ないページでも問い合わせにつながりやすくなります。
6〜20ページ(標準的な会社のサイト)
基本の形に加えて、事業やサービスごとのページ、実績の一覧、スタッフ紹介、よくある質問、採用などを持つ形です。
- 向いている会社:検索で見つけてもらいたい、仕事と人材の両方を呼び込みたい
- 良い点:事業ごとにページがあるので、探している人の言葉に合わせて見つけてもらいやすい
- 気をつける点:原稿と写真の量が増える。聞き取りで文章を作ってもらうなど、用意の仕方を決めておく
構成の例(10ページ):トップ/事業内容(一覧)/事業A/事業B/設備紹介/実績・事例/会社概要/採用情報/よくある質問/お問い合わせ。
中小企業の会社のホームページで、いちばん多いのがこの形です。事業ごとにページを分けると、「〇〇 加工」「〇〇 工事」のように、探している人が使う言葉に合わせた説明を書けます。また、取引先が知りたいこと(設備、実績)と、求職者が知りたいこと(採用)を分けて載せられるので、どちらにとっても読みやすくなります。
21ページ以上(本格的なサイト)
くわしい採用情報(社員の声、働く環境)、事業ごとの専用ページ、コラムや製品の一覧などを持つ形です。
- 向いている会社:採用に力を入れている、複数の事業がある、製品や事例が多い
- 良い点:伝えたいことを十分に載せられ、検索の入口も増える
- 気をつける点:作ったあとの更新の体制がないと、情報が古くなりやすい
構成の例:上の10ページに加えて、採用の中に「仕事内容」「社員インタビュー」「一日の流れ」「働く環境」「募集要項」、事業ごとの事例ページ、製品の一覧と個別ページ、コラムなど。
ページが多くなるほど、見る人が目的のページにたどり着けるように、メニューの分け方が大切になります。「取引先向け」と「求職者向け」で入口を分ける、事業ごとに関連する実績へ案内する、といった工夫が必要です。
見る人ごとに、必要なページは違う
ホームページを見る人は一人ではありません。誰が、何を確かめに来るのかを考えると、必要なページが見えてきます。BtoBの会社なら、主に次のような人が見に来ます。
| 見る人 | 確かめたいこと | 主に見るページ |
|---|---|---|
| 発注先を探している担当者 | 頼みたいことができるか、実績はあるか | 事業内容、設備、実績、よくある質問 |
| 発注を決める上司や経営者 | 取引して大丈夫な会社か | 会社概要、沿革、取り組み、代表あいさつ |
| 仕事を探している人 | どんな仕事で、どんな人が働いているか | 採用、仕事内容、社員の声 |
| 今の取引先 | 連絡先、休みの案内、新しい設備 | お知らせ、会社概要 |
見落としやすいのが、2つ目の「発注を決める人」です。担当者が良いと思っても、社内で話を通すときに上の人が会社のホームページを確かめることがあります。そのときに、会社概要がきちんとしているか、どんな取り組みをしている会社かが分かるかで、印象が変わります。
見る人ごとに必要なページを書き出し、重なるものをまとめていくと、自然とページ数が決まっていきます。
どんな会社でも、最初にそろえたいページ
ページ数が少なくても、次のページはそろえておきたいところです。
- トップページ:何の会社で、何を頼めるかが分かる入口
- 事業内容:できること、対応できる範囲、代表的な実績
- 会社概要:所在地、連絡先、設立年、代表者など
- お問い合わせ:フォームや電話番号、受付時間
- 個人情報の取り扱い(プライバシーポリシー):問い合わせフォームで名前や連絡先を受け取るなら必要です
最後の個人情報の取り扱いは、見落とされやすいページです。個人情報保護法では、個人情報を取得したときは、あらかじめ利用目的を公表している場合を除き、速やかに利用目的を本人に通知するか公表しなければならないと定められています。問い合わせフォームを置くなら、受け取った情報を何に使うのかを書いたページを用意しておきましょう。このページは、ページ数の見積りに入れるかどうかを確かめておくと安心です。
1ページと、複数ページで迷ったら
「費用を抑えたいので1ページで作りたい」というご相談もあります。1ページにするか、複数のページにするかは、次の2つで考えると決めやすくなります。
- 伝えたいことが一つにしぼれるか:一つのサービスを、一つの読者に伝えるなら、1ページが向いています。事業が複数ある、取引先と求職者の両方に伝えたい、という場合は、複数のページのほうが伝わります。
- どこから見に来るか:広告や展示会のチラシなど、こちらから案内した人が見るなら1ページで十分なことが多いです。検索でいろいろな言葉から見つけてもらいたいなら、複数のページが向いています。
会社のホームページを2〜5ページで作り、特に力を入れたいサービスだけを1ページで別に作る、という組み合わせもあります。
ページ数を決める6つのこと
ページ数は、次の6つでおおよそ決まります。当てはまるものが多いほど、ページ数は増えていきます。
1. ホームページの目的
会社の信用を示すだけなら、少ないページでも足ります。問い合わせを増やしたい、採用に使いたい、という目的があると、そのためのページが必要になります。
2. 事業やサービスの数
事業が一つなら、事業内容は1ページで足ります。事業が複数あり、それぞれ頼む人が違うなら、事業ごとにページを分けたほうが伝わります。
3. 実績や事例の量
実績が多い会社は、一覧のページと、1件ずつのページを用意すると、くわしく伝えられます。最初は代表的なものだけを載せ、あとから足していく方法もあります。
4. 採用に使うかどうか
採用に使うなら、少なくとも募集要項と仕事内容のページが必要です。力を入れるなら、社員の声や一日の流れのページも足します。
5. 更新できる体制
ページが多いほど、情報を新しく保つ手間が増えます。誰が、どのくらいの頻度で更新できるかを考えて、無理のないページ数にします。
6. 予算と、公開したい時期
ページが増えるほど、費用も期間も増えます。予算や公開の時期が決まっている場合は、最初に必要なページにしぼり、残りはあとから足す形にします。
業種ごとのおすすめの構成
同じページ数でも、業種によって大事なページは変わります。
| 業種 | 特に入れたいページ |
|---|---|
| 製造業 | 加工内容、設備一覧、加工事例、よくある質問 |
| 建設業 | 施工実績、資格・保有機械、安全への取り組み、採用 |
| 工務店 | 施工事例、家づくりの流れ、費用の目安、見学会 |
| 運送業 | 輸送サービス、車両・対応エリア、ドライバー募集 |
製造業
取引先の担当者は、「この加工を頼めるか」「この大きさ、この数量に対応できるか」を確かめに来ます。そのため、加工内容と設備一覧のページがとても大切です。設備は、機械の名前だけでなく、対応できる大きさや材質も書いておくと判断しやすくなります。加工事例は、取引先の名前を出せなくても、業種や用途、数量で十分に伝わります。
建設業
元請けや発注者は、どんな工事を、どのくらいの規模でしてきたかを見ます。施工実績のページに加えて、持っている資格や許可、保有している機械、安全への取り組みのページがあると、信用につながります。人手が足りない会社が多いので、採用のページも大切です。
工務店
家を建てたい人は、施工事例を見て、自分の好みに合うかを確かめます。家づくりの流れや費用の目安のページがあると、相談する前の不安が減ります。見学会や相談会の案内は、お知らせのページで続けて載せていきます。
運送業
荷主は、何を、どこからどこまで運べるかを知りたいので、輸送サービスと、車両・対応エリアのページが中心になります。ドライバーの募集は、仕事内容や一日の流れ、車両の写真があると、応募する人が働く姿を想像しやすくなります。
製造業の設備と事例のページの書き方は、製造業のホームページに載せたい「設備一覧」と「加工事例」の書き方でくわしく紹介しています。建設業は建設業のホームページ、運送業は運送業のホームページ、工務店は工務店のホームページのデザインでも、それぞれ載せたいページを紹介しています。
業種ごとの考え方は、サイト制作の業種別ページでくわしく紹介しています。
迷ったときの決め方
ページ数から考えるより、「載せたい内容」を書き出すと、自然に決まります。
- お客様に伝えたいこと:事業、強み、実績
- 取引先や求職者が確かめたいこと:会社概要、設備、採用
- 問い合わせにつなげるための情報:依頼の流れ、よくある質問
書き出したら、「最初の公開に必ず必要なもの」と「あとから足してもいいもの」に分けます。最初は少ないページで始めて、あとから実績や採用のページを足していく進め方もできます。
もう一つの決め方は、「お客様や求職者から、よく聞かれること」から考える方法です。電話やメール、商談や面接でくり返し聞かれる質問は、ホームページに書いておくべき内容です。聞かれることが事業ごとに違うなら、事業ごとのページが必要ですし、採用の面接で毎回同じことを説明しているなら、採用のページに書いておくと面接の時間も有効に使えます。
会社の状況ごとの、ページ構成の例
ここまでの考え方をもとに、よくある状況ごとの構成の例を挙げます。あくまで一つの例なので、自社に合わせて足したり減らしたりしてください。
はじめてホームページを作る、社員10人ほどの会社(5〜6ページ)
トップ/事業内容/会社概要/お知らせ/お問い合わせ/個人情報の取り扱い。まずは取引先が確かめたい基本の情報をそろえます。事業内容のページに代表的な実績を3つほど載せておくと、何を頼める会社かが伝わります。実績がたまってきたら、実績のページを独立させます。
事業が2つあり、人も採用したい会社(12ページほど)
トップ/事業A/事業B/設備紹介/実績一覧/会社概要/代表あいさつ/採用情報/募集要項/よくある質問/お知らせ/お問い合わせ。事業ごとに頼む人が違うので、ページを分けます。採用は、仕事内容と募集要項に分けると、読みやすくなります。
採用に力を入れたい会社(20ページ以上)
上の構成に加えて、採用の中に、社員インタビューを数名分、一日の流れ、教える体制、働く環境のページを足します。求人サイトから来た人が、ここを見て応募を決められるようにするのが目的です。社員インタビューの作り方は、社員インタビューの作り方で紹介しています。
構成図(サイトマップ)を書いてみる
載せたい内容が決まったら、ページのつながりを図にしてみましょう。この図を「サイトマップ」や「構成図」と呼びます。手書きでかまいません。たとえば、製造業の10ページのサイトなら、次のような形になります。
- トップ
- 事業内容
- 事業A
- 事業B
- 設備紹介
- 実績・事例
- 会社概要
- 採用情報
- よくある質問
- お問い合わせ
- 事業内容
図にすると、ページの数が目に見えるだけでなく、「このページとこのページは中身が同じでは?」「実績から問い合わせへの道すじがない」といったことに気づけます。制作会社に見積りを頼むときも、この図があると話が早く進みます。
リニューアルのときのページ数の考え方
今のサイトを作り直す場合は、まず今あるページを書き出すところから始めます。そのうえで、ページごとに「そのまま残す」「中身を直して残す」「ほかのページとまとめる」「やめる」に分けていきます。
何年も使ってきたサイトには、似た内容のページや、何年も更新されていないページがたまっていることがよくあります。整理すると、ページ数が減り、見る人にとっても分かりやすくなります。反対に、今のサイトにない事業ごとのページや採用のページを足すと、ページ数は増えます。
気をつけたいのは、まとめたりやめたりするページのアドレスです。よく見られているページや、ほかのサイトからリンクされているページは、新しいページへ案内する設定をしておかないと、検索での評価を引き継げません。リニューアルの進め方は、ホームページのリニューアルを考えたい6つのサインで紹介しています。
1ページの長さは、どのくらいがいい?
ページ数とあわせてよく聞かれるのが、「1ページにどのくらい書けばいいか」です。決まった長さはありませんが、考え方は一つです。そのページを見に来た人が知りたいことに、そのページの中で答えられているかどうかです。
たとえば、事業内容のページなら、できること、対応できる範囲、事例、依頼の流れ、よくある質問まで書くと、長くなっても読まれます。反対に、関係のない話まで1ページに詰め込むと、知りたいことが見つけにくくなります。
長いページは、見出しで区切り、表や箇条書きを使うと、スマホでも読みやすくなります。1ページが長くなりすぎて、話題がいくつにも分かれてきたら、ページを分けるタイミングです。
ページが増えたときのメニューの分け方
ページが10を超えてくると、すべてをメニューに並べると、かえって探しにくくなります。次のように、まとまりで分けるのが基本です。
- 事業・サービス:事業ごとのページを、この中にまとめる
- 実績・事例:一覧のページから、1件ずつのページへ
- 会社案内:会社概要、代表あいさつ、沿革、設備など
- 採用情報:募集要項、仕事内容、社員の声など
- お問い合わせ:いつでも押せる場所に置く
メニューの数は、スマホで開いたときに一目で見渡せるくらいにしぼると、迷わせずに済みます。お問い合わせのボタンは、メニューとは別に、どのページからでもすぐ押せる場所に置いておきましょう。
制作会社とページ数を決めるときに確かめること
ページ数は費用に直接関わるので、見積りの段階で次のことを確かめておくと、あとで食い違いが起きにくくなります。
- 何をページとして数えているか:お知らせの記事、個人情報の取り扱い、送信完了の画面などを含むかどうか。
- あとからページを足すときの費用:公開したあとに実績や採用のページを足すと、どのくらいかかるか。
- 自分たちで足せるページはどれか:お知らせや実績を、管理画面から自分たちで足せる作りになっているか。
- 文章と写真は誰が用意するか:ページが増えるほど原稿も増えます。こちらで用意するのか、話を聞いてつくってもらうのか。
マツケンスタジオでは、文章はお話を聞いてこちらでつくることもできます。ページが多くて原稿の用意が心配な場合も、ご相談ください。
ページ数が多いほど、検索に強い?
「ページが多いほど検索に強い」と聞いたことがあるかもしれません。半分は本当で、半分は誤解です。
本当なのは、ページが多いと、探される言葉の入口が増えることです。事業ごとのページ、実績のページ、よくある質問のページがあれば、それぞれの内容に合った言葉で見つけてもらえる可能性があります。
誤解なのは、数を増やせば評価が上がる、という考え方です。Googleは、検索の順位を上げることを主な目的として、見る人にとって価値のないページを大量に作ることを、迷惑な行為(スパム)の一つとしてはっきり挙げています。中身の薄いページや、言葉を少しだけ変えた似たページをたくさん作っても、検索に強くはなりません。
よくあるのが、対応している地域の名前だけを入れかえた、中身がほとんど同じページをたくさん作るやり方です。見る人にとっては、どのページを読んでも同じことしか書かれていないので、役に立ちません。地域ごとにページを分けるなら、その地域での実績や、対応の仕方の違いなど、そのページにしかない内容が必要です。
大切なのは、1ページに1つのテーマを決めて、探している人の疑問にきちんと答えることです。たとえば、事業Aと事業Bを1ページにまとめて短く紹介するより、それぞれのページで、できること、事例、よくある質問まで書いたほうが、探している人にも検索にも伝わります。AIを使った検索でも、会社のことが正しく伝わるかどうかは中身しだいです。くわしくは、AI検索の基本で紹介しています。
自社や同業のページ数を調べる方法
今のサイトや、同じ業種の会社のサイトが何ページあるのかを知ると、ページ数を決める参考になります。調べ方はいくつかあります。
- メニューとサイトマップのページを見る:多くのサイトは、ページの上や下にメニューがあり、ページの一覧(サイトマップ)を載せていることもあります。数えるだけで、おおよその規模が分かります。
- Search Consoleで確かめる(自社のサイト):Googleの無料の道具「Search Console」の「ページのインデックス登録」のレポートでは、Googleに登録されているページの数や、登録されなかったページとその理由を確かめられます。なお、Googleの案内では、500ページ未満の小さなサイトでは、このレポートよりもGoogle検索で確かめる方法がすすめられています。
- Google検索で調べる:検索窓に「site:」と会社のアドレスを続けて入れると、そのサイトの中で検索に出ているページが並びます。Googleの案内のとおり、登録されているすべてのページが出るとは限らないので、目安として使います。
同業の会社のページ数は、あくまで参考です。ページが多い会社をまねるより、どんなページがあるか、どんな順番で紹介しているかを見るほうが役に立ちます。
ページ数と、費用・期間の関係
ページが増えるほど、デザインや組み込みの作業、文章と写真の量が増えるので、費用も期間も増えます。マツケンスタジオでの目安は次のとおりです。
| 作るもの | 費用の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 1ページ(LP) | 15万円〜 | 数週間〜1か月ほど |
| 2〜5ページ | 30万円〜 | 1〜3か月ほど |
| 6〜20ページ | 60万円〜 | |
| 21ページ以上 | お見積り |
同じページ数でも、文章をこちらでつくるか、写真の撮影が必要か、問い合わせフォームのほかに機能があるか、などで費用は変わります。費用の考え方はホームページ制作の費用は何で決まる?で、見積りの見方は見積書のチェックポイントで紹介しています。
ページごとに書くこと
ページ数が決まったら、それぞれのページに何を書くかを決めます。よく使うページと、書いておきたい内容をまとめました。
トップページ
「何の会社で、何を頼めるか」が最初の画面で分かるようにします。強みを表す短い言葉、主な事業、実績の一部、問い合わせのボタンを置きます。すべてを詰め込まず、詳しいページへの入口にするのが基本です。
会社概要
会社名、所在地、設立年、代表者、事業内容、連絡先など、取引先が確かめたい基本の情報です。地図や、アクセスの方法もあると親切です。
事業内容・サービス
何ができるのかを、具体的に書きます。対応できる範囲、数量や期間の目安、できないことも書いておくと、合わない問い合わせが減り、合う相談が増えます。
設備紹介
現場のある会社では、設備は「何ができるか」を伝える大切な材料です。機械の名前と台数だけでなく、対応できる大きさや材質、どんな仕事に使っているかを書くと、取引先が判断しやすくなります。写真もあると伝わりやすくなります。
代表あいさつ
会社の考え方や、これから目指していることを、代表者の言葉で伝えるページです。発注を決める人や求職者がよく読むページなので、飾った言葉より、仕事への考え方や、お客様に約束していることを具体的に書くと伝わります。
実績・事例
写真と一緒に、何を、どのくらいの規模で、どう対応したかを書きます。取引先の名前を出せない場合は、業種や内容だけでも十分に伝わります。
採用
仕事内容、一日の流れ、給与や休み、教える体制などを具体的に書きます。働く人の写真や声があると、応募する人が働く姿を想像しやすくなります。採用ページの作り方は、採用ページの作り方で紹介しています。
よくある質問
電話やメールでよく聞かれることをまとめます。問い合わせる前の不安を減らせるうえ、検索やAIに会社のことが伝わりやすくなります。
お問い合わせ
入力する項目はしぼり、返事までの目安を書いておきます。電話でも受け付けている場合は、受付時間も載せましょう。
ページ数で失敗しやすい4つのパターン
ページを作りすぎて、中身が空っぽ
「せっかくなら」とページを増やしたものの、載せる内容がなく、数行だけのページや「準備中」のページが並んでしまう形です。見る人には、かえって手入れされていない印象を与えます。中身がそろうページから作り、あとから足しましょう。
ページが少なすぎて、何の会社か伝わらない
費用を抑えるために、トップと会社概要だけにした結果、何ができる会社なのかが伝わらない形です。少ないページで作るときほど、事業内容のページを厚くします。
同じような内容のページが並ぶ
事業ごとにページを分けたものの、どのページも同じ説明になっている形です。ページを分けるなら、それぞれの違いをはっきり書きます。書き分けられないなら、1ページにまとめたほうが読みやすくなります。
作ったあと、更新されない
お知らせやコラムのページを作ったのに、公開してから一度も更新されない形です。最終の更新日が古いと、会社の印象も下がります。更新する人と頻度を決められないなら、更新が必要なページは最初は作らない、という判断もあります。自分たちで更新するのが難しい場合は、制作会社に更新を頼む方法もあります。保守や更新の費用は、ホームページの保守・管理費用で紹介しています。
ページごとに、更新する場面を決めておく
ページ数を決めるときは、それぞれのページを「いつ、誰が更新するか」も一緒に考えておくと、公開後に情報が古くなりにくくなります。
| ページ | 更新する場面 |
|---|---|
| お知らせ | 休みの案内、展示会、新しい設備など、伝えたいことがあるたび |
| 実績・事例 | 仕事が終わり、載せてよいと確かめられたとき |
| 採用 | 募集を始めるとき、条件が変わったとき |
| 会社概要・設備 | 所在地、代表者、設備などが変わったとき |
| よくある質問 | 新しくよく聞かれることが出てきたとき |
更新する場面が思い浮かばないページは、作っても古くなりやすいページです。その場合は、ほかのページにまとめられないかを考えてみましょう。
あとからページを増やすときの順番
少ないページで始めた場合、次の順番で増やしていくと、効果が出やすくなります。
- 実績・事例:「本当に頼めるのか」という不安に一番よく効きます。1件ずつでも追加していきましょう。
- よくある質問:問い合わせの前の疑問に答えられ、検索やAIにも会社のことが伝わりやすくなります。
- 事業・サービスごとのページ:探される言葉が事業ごとに違う場合、ページを分けると見つけてもらいやすくなります。
- 採用:人を募集するときに。求人サイトから来た人が、会社のことを確かめる場所になります。
- コラム:お客様の疑問に答える記事を積み重ねると、検索からの入口が増えていきます。
ページを増やすときは、作ったあとに誰が更新するかも一緒に決めておくと、情報が古くならずに済みます。マツケンスタジオでは、公開後の更新や改善も続けられるので、最初は少ないページで始めて、様子を見ながら足していく進め方もご相談いただけます。
まとめ
ページ数は、会社の目的と載せたい内容で決まります。はじめてなら2〜5ページ、検索で見つけてもらいたい、採用にも使いたいなら6〜20ページがひとつの目安です。迷ったときは、見る人ごとに確かめたいことや、よく聞かれることを書き出し、構成図にしてみると、必要なページが見えてきます。
ページ数を決めるときは、それぞれのページを公開後にいつ、誰が更新するかも一緒に決めておきましょう。問い合わせフォームを置くなら、個人情報の取り扱いのページも忘れずに用意します。見積りの段階では、何をページとして数えているか、あとから足すときの費用はどうなるかを確かめておくと安心です。
大切なのは、ページの数より、それぞれのページに探している人の役に立つ内容があることです。中身のないページを増やすより、最初に必要なページをしっかり作り、実績やよくある質問をあとから足していくほうが、会社の信用にも検索にもつながります。
よくある質問
ページが多いだけでは強くなりません。探している人の役に立つ内容が、ページごとにきちんと書かれていることが大切です。中身の薄いページを増やすと、かえって評価を下げることがあります。
増やせます。最初から、あとでページを足しやすい作りにしておくのがおすすめです。
会社名などで検索されたときには出ます。ただ、いろいろな言葉で見つけてもらうには、事業やサービスごとにページがあるほうが有利です。
最低限の信用にはつながります。ただ、何ができる会社かが伝わらないと、問い合わせにはつながりにくいので、事業内容や実績のページもあると安心です。
数え方は制作会社によって違います。見積りをとるときは、何をどう数えているかと、記事を足したときの扱いも確かめておくと安心です。
できます。載せたい内容やよく聞かれることをうかがいながら、必要なページを一緒に整理するところから始めます。
「何から始めればいいか分からない」という段階でも大丈夫です。町工場発のマツケンスタジオが、ドメインの取得から公開後の更新まで、まるごとお手伝いします。いまは毎月3社まで、特別な価格で制作する「事例づくりモニター」も受け付けています。