ホームページから問い合わせが来ない理由|確かめる順番と、直し方
公開日 | マツケンスタジオ 責任者
- 問い合わせが来ない原因は「見られていない」か「つながっていない」か
- 自分で点検できるチェックリストと、「誰に、何を」の整理
- 直す順番と、直したあとに数字で確かめる方法
ホームページのご相談は無料です
ホームページを作ったのに、問い合わせがほとんど来ない。作ったときは期待していたのに、今では名刺に載せているだけ。そんな会社は少なくありません。
問い合わせが来ない理由は、たくさんあるように見えて、実は大きく2つに分かれます。どちらに当てはまるかで、直すところがまったく違います。この記事では、原因の見分け方と、自分で点検できるチェックリスト、直す順番、直したあとに数字で確かめる方法を紹介します。
原因は2つ。「見られていない」か「つながっていない」か
| 原因 | 状態 | 直すところ |
|---|---|---|
| 見られていない | そもそも、ホームページを見に来る人が少ない | 見つけてもらうための工夫 |
| つながっていない | 見に来る人はいるのに、問い合わせまで進まない | ページの中身と、問い合わせの入口 |
見られていないのに、ページのデザインを直しても、問い合わせは増えません。反対に、見られているのにつながっていない場合は、広告を出して人を呼んでも、同じように素通りされてしまいます。まず、どちらなのかを確かめましょう。
無料で確かめる方法
次の2つは、Googleが無料で提供している道具です。設定されていない場合は、制作会社に頼むか、自分で登録します。
- Googleアナリティクス:ホームページが、どのくらいの人に、どのページが見られているかが分かります。
- Googleサーチコンソール:Googleの検索で、どんな言葉で何回表示され、何回押されたかが分かります。
これらを見て、月に見に来る人の数と、問い合わせの数を並べてみます。見に来る人がとても少なければ「見られていない」、ある程度いるのに問い合わせがなければ「つながっていない」と考えます。
自分で点検するチェックリスト
道具の数字を見る前に、まずは自分のスマホでホームページを開き、お客様になったつもりで確かめてみましょう。当てはまらない項目が多いところから直していきます。
見つけてもらえているか
- 「地域の名前+仕事の内容」で検索して、自社のページが出てくるか
- 事業の内容ごとに、ページが分かれているか
- Googleマップに会社が出てきて、ホームページのアドレスが載っているか
- 名刺、メールの署名、見積書、パンフレットに、アドレスが載っているか
- 会社名、住所、電話番号が、ホームページとGoogleマップで同じ書き方になっているか
最初の画面で伝わるか
- 開いてすぐ、何の会社か分かるか
- 誰の、どんな仕事を引き受けるのかが、短い言葉で書かれているか
- スマホで開いたとき、文字が小さすぎたり、表示が崩れたりしていないか
- 開くまでに、時間がかかりすぎていないか
相談してよいかを判断できるか
- 対応できる内容、量、地域が書かれているか
- できないことや、最低限の条件が書かれているか
- 実績や事例が、具体的に載っているか
- 費用の目安や、何で金額が決まるかが書かれているか
- 依頼から納品までの流れが書かれているか
- よくある質問に、先に答えているか
- お知らせや実績が、何年も前のままになっていないか
問い合わせしやすいか
- どのページからでも、問い合わせの入口がすぐに見つかるか
- スマホで電話番号を押すと、電話がかかるか
- フォームの入力項目が、必要なものだけになっているか
- フォームから自分で送ってみて、メールが届くか
- 送ったあとに、受け付けたことが分かる画面やメールが出るか
- 返事の目安(何日以内に連絡するか)が書かれているか
フォームのメールが届いていなかった、迷惑メールに分けられていた、ということは珍しくありません。チェックリストの中でも、最初に確かめてほしい項目です。
「見られていない」ときの、よくある原因と直し方
会社名でしか見つからない
会社名で検索すれば出てくるけれど、仕事の内容では出てこない。これが一番多い状態です。仕事を探している人は、会社名ではなく「地域の名前+仕事の内容」で検索します。事業の内容ごとにページを分け、対応している地域と、できることを文章で具体的に書きましょう。
Googleマップに登録していない
地域で仕事をする会社は、Googleマップから見つけてもらうことも多いものです。Googleビジネスプロフィールを整えて、ホームページのアドレスを載せておきます。くわしくは、Googleマップで選ばれる会社の共通点とMEO対策とは?で紹介しています。
案内できる場所に、アドレスを載せていない
名刺、メールの署名、見積書、パンフレット、SNSのプロフィール。すでに接点のある人に、ホームページを見てもらう機会は意外と多くあります。載せていないところがないか、確かめてみましょう。
AIの答えに、自社が出てこない
最近は、検索ではなく、ChatGPTなどのAIに「〇〇市で〇〇ができる会社は?」と聞く人も増えています。AIは、ホームページやGoogleマップなどに書かれた情報をもとに答えを作ります。何ができるか、どこで対応しているかが、文章で具体的に書かれていないと、AIの答えにも出てきにくくなります。
やることの中心は、人に向けたホームページの改善と同じです。できること、対応している地域、よくある質問を、具体的な言葉で書いておきましょう。くわしくはChatGPTに自社を紹介してもらうには?で紹介しています。
「つながっていない」ときの、よくある原因と直し方
最初の画面で、何の会社か分からない
開いた瞬間に、何の会社で、何を頼めるのかが分からないと、多くの人はすぐに離れます。最初の画面には、雰囲気のある写真や抽象的な言葉ではなく、「誰の、どんな仕事を引き受けるのか」を短い言葉で書きます。
頼めることが、具体的に書かれていない
「幅広く対応します」では、自分の相談が合うかどうかを判断できません。対応できる内容、量、地域、できないことを書くと、合う相談が来やすくなります。
実績や費用の目安がない
問い合わせの前に、多くの人は「この会社に頼んで大丈夫か」「どのくらいかかりそうか」を知りたがっています。事例や、費用の考え方が載っていると、問い合わせへの不安が減ります。
問い合わせの入口が見つからない、使いにくい
- 問い合わせのボタンが、ページの一番下にしかない
- スマホで、電話番号を押しても電話がかからない
- フォームの入力項目が多すぎる
- フォームから送っても、届いているか分からない
どれも、少しの手直しで改善できるところです。特にフォームは、実際に自分で送ってみて、メールが届くかを確かめてください。届いていなかった、ということも珍しくありません。
情報が古い
お知らせが何年も前のまま、載っている内容が今の事業と違う。こうした状態だと、「今も営業しているのか」と不安にさせてしまいます。作り直すかどうかの目安は、ホームページのリニューアルを考えたい6つのサインで紹介しています。
「誰に、何を」を決め直す
チェックリストを見て、どこを直せばよいか迷うときは、そもそも「誰に向けて、何を伝えるホームページか」が決まっていないことがあります。誰にでも向けたページは、結局、誰にも響きません。直す前に、次のことを紙に書き出してみましょう。
誰に
- 一番増やしたいのは、どんなお客様からの相談か(業種、会社の規模、担当者の立場など)
- そのお客様は、どんなことに困って、相手の会社を探し始めるのか
- そのお客様は、どんな言葉で検索したり、AIに聞いたりしそうか
何を
- そのお客様に、自社が引き受けられることは何か
- ほかの会社ではなく、自社が選ばれてきた理由は何か(対応できる量、地域、期間、設備、資格など)
- 反対に、引き受けられないことは何か
選ばれてきた理由は、自分たちでは当たり前に思えて、気づきにくいものです。これまでのお客様に「なぜうちに頼んでくれたのか」を聞いてみると、ホームページに書くべき言葉が見つかることがあります。
書き出した内容がそろったら、最初の画面、サービスの説明、実績の載せ方を、その「誰に、何を」に合わせて直していきます。業種ごとの書き方は、建設業のホームページに載せたいことや製造業のホームページに載せたい「設備一覧」と「加工事例」の書き方も参考にしてください。
直す順番
直したいところが多いときは、次の順番で進めると、少ない手間で効果を確かめやすくなります。
- 問い合わせの入口を直す:フォームが届くか、電話番号が押せるか。今いる人を逃さないための手直しで、すぐにできます。
- 最初の画面と、頼めることを書き直す:見に来た人が、相談してよいかを判断できるようにします。
- 実績と、よくある質問を足す:問い合わせ前の不安に、先に答えます。
- 見つけてもらうためのページを足す:事業の内容ごとのページ、地域の情報、Googleマップを整えます。
人を呼ぶ工夫は、ページの中身を整えてからのほうが、効果が出やすくなります。直したら、1〜2か月ほど数字を見て、変化を確かめましょう。
直したあとに、数字で確かめる方法
直したら、それで良くなったのかを数字で確かめます。見る数字はたくさんありますが、最初は次のものだけで十分です。
Googleサーチコンソールで見る数字
| 数字 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 表示回数(インプレッション数) | 検索結果に、自社のページが表示された回数 | 仕事の内容の言葉で、表示されるようになったか |
| クリック数 | 検索結果から、自社のページが押された回数 | 見に来る人が増えたか |
| CTR(クリック率) | 表示された回数のうち、押された割合 | 表示されているのに押されていない言葉はないか |
| 平均掲載順位 | 検索結果の中で、何番目くらいに出ているか | 狙った言葉で、順位が上がってきたか |
「検索パフォーマンス」という画面で、どんな言葉で検索されたかも見られます。会社名以外の言葉で表示されるようになっていれば、「見つけてもらう」ための直しが効いてきた目安になります。
Googleアナリティクスで見る数字
- 見に来た人の数:月ごとに、増えているかを見ます。
- どこから来たか:検索、Googleマップ、SNS、ほかのサイトなど、来た道ごとに分けて見られます。
- よく見られているページ:力を入れたページが見られているかを確かめます。
- キーイベント:問い合わせフォームの送信など、大切な行動を「キーイベント」として設定しておくと、その回数を数えられます。以前は「コンバージョン」と呼ばれていたものです。
数字と一緒に、記録しておきたいこと
道具の数字だけでなく、実際に来た問い合わせの数と、そのうち仕事につながった数も、月ごとに記録しておきましょう。いつ、どこを直したかも一緒にメモしておくと、何が効いたのかを後から振り返れます。
電話で来た問い合わせは、道具では数えにくいものです。電話を受けたときに「何を見てご連絡いただきましたか」と聞くようにすると、ホームページの役目が見えやすくなります。
数字の変化は、すぐには出ないこともあります。特に検索の順位は、直してから変わるまでに時間がかかることがあるので、1〜2か月ほど続けて見てから判断しましょう。自分たちで見るのが難しい場合は、制作会社に報告を頼む方法もあります。
まとめ
ホームページから問い合わせが来ない原因は、「見られていない」か「見られているのにつながっていない」かのどちらかです。まずはチェックリストと無料の道具で、どちらに当てはまるかを確かめましょう。
直す前に「誰に、何を」を決め直し、問い合わせの入口、最初の画面、実績、見つけてもらう工夫の順に進めると、手間をかけすぎずに改善できます。AIに見つけてもらうためにも、できることと地域を具体的に書くことが土台になります。直したあとは、サーチコンソールとアナリティクス、実際の問い合わせの数で、変化を確かめていきましょう。
よくある質問
業種や、1件の仕事の大きさによって違います。件数だけでなく、仕事につながった問い合わせが何件あったかで見るのがおすすめです。
先に、ページの中身と問い合わせの入口を整えるのがおすすめです。見に来た人が問い合わせにつながる状態にしてから広告を出すほうが、費用を無駄にしにくくなります。
何をどう直すかが分かれば、作業は制作会社に頼めます。まずは、見に来る人の数と、問い合わせの数を確かめるところから始めてみてください。
頼めることと、できないことを具体的に書くと、合う相談の割合が増えます。対応できる地域や量、最低限の条件も書いておくのがおすすめです。
見に来る人が少ないと感じるなら、サーチコンソールで、どんな言葉で表示されているかを先に見ましょう。見に来る人はいるのに問い合わせが少ないなら、アナリティクスで、よく見られているページと問い合わせの数を見るのがおすすめです。
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