WordPressから乗り換えるには?乗り換え先の比べ方と移行の手順
公開日 | マツケンスタジオ 責任者
- WordPressの不安の正体と、乗り換える前に確かめること
- 乗り換え先4つの比べ方と、それぞれ向いている会社
- 移すもの・手順・301リダイレクト・よくある失敗と、費用と期間の考え方
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2026年10月、Webサイトを動かすプログラミング言語「PHP」に、重大な脆弱性(セキュリティ上の弱いところ)が見つかったと公表されました。WordPress(ワードプレス)はPHPで動いているため、「うちのホームページは大丈夫なのか」「この機会に、WordPressをやめて別の作り方に乗り換えたほうがいいのでは」と考え始めた社長や担当者の方もいると思います。
結論から言うと、乗り換えるかどうかは、今のサイトで困っていることと、これからの更新のしかたで決めるのがおすすめです。WordPressは多くの会社で使われている、よくできた仕組みです。手入れを続けられるなら、使い続ける選択も十分にあります。この記事では、WordPressの不安の正体、乗り換える前に確かめること、乗り換え先の比べ方、移すもの、手順、URLが変わるときの注意点、費用と期間の考え方を、制作する側の目線で整理します。
まず、今回のPHPの対応を済ませる
乗り換えを考える前に、まず今のサイトの守りを固めてください。乗り換えには早くても数週間、ふつうは1〜3か月ほどかかります。その間も、今のWordPressのサイトは公開されたままです。
PHPを開発しているPHP Groupは、2026年10月21日に修正版を公開しています。サーバーのPHPが修正版になっているか、サポートが終わった古い版(8.1以前)を使っていないかを、サーバー会社のお知らせや、制作会社・保守会社への問い合わせで確かめましょう。確かめ方は、PHPの脆弱性(PHP2Shell)とは?で詳しく紹介しています。
あわせて、WordPress本体・プラグイン・テーマが最新になっているか、管理画面のパスワードが使い回しになっていないかも見ておきます。乗り換えを決めるのは、そのあとで十分です。あわてて乗り換えを決めると、移す先の比較や準備が足りず、かえって手間がかかることがあります。
WordPressの不安の正体
「WordPressは危ない」という声を聞くことがありますが、WordPressそのものが特別に危ないわけではありません。不安の正体は、主に次の4つです。
1. 更新するものが多い
WordPressのサイトは、いくつもの部品が組み合わさって動いています。それぞれに更新があり、どれか1つでも古いまま放っておくと、そこが弱いところになります。
| 部品 | 役割 | 更新の注意点 |
|---|---|---|
| WordPress本体 | 記事の管理や管理画面など、土台の仕組み | 小さな修正(マイナーリリース)は、初期設定で自動で更新される。大きな更新は内容を見て行う |
| プラグイン | お問い合わせフォームや、検索対策など、機能を足す部品 | 初期設定では自動更新はオフ。作った人がそれぞれ違い、開発が止まっているものもある |
| テーマ | 見た目やページの形を決める部品 | 初期設定では自動更新はオフ。会社に合わせて作り込んだテーマは、更新に手作業が要ることがある |
| PHP | WordPressを動かすプログラミング言語 | サーバーの側で動いている。古い版はサポートが終わり、修正版が出なくなる |
WordPressの公式サイトでは、動かす環境として「PHP 8.3以上」をすすめています。古いPHPでも動くことはありますが、サポートの終わった版を使い続けるのは、セキュリティの面で心配が残ります。
2. 狙われやすい
WordPressは世界中で多くのサイトに使われているため、攻撃する側から見ると「1つの弱いところを見つければ、たくさんのサイトに使える」相手です。攻撃の多くは、相手を選ばず、弱いところのあるサイトを機械的に探して行われます。会社の規模が小さいから狙われない、ということはありません。
ただ、狙われやすいのは「使っている人が多い」からで、「仕組みが弱い」からではありません。本体もプラグインも、弱いところが見つかれば修正版が出ます。修正版をきちんと当てているサイトと、放っておかれたサイトとで、危なさは大きく変わります。守り方は、WordPressのセキュリティ対策で紹介しています。
3. 手入れに手間がかかる
更新を当てるだけなら、管理画面のボタン1つで済むことが多いです。手間がかかるのは、その前後です。更新の前にバックアップを取り、更新したあとに表示やフォームが崩れていないかを確かめ、崩れていれば元に戻す。プラグインどうしの相性で、ある日突然フォームが動かなくなることもあります。
社内にホームページに詳しい人がいないと、「更新の通知が来ているけれど、押して壊れたら困るので放っておく」という状態になりがちです。これが、いちばんよくある危ない状態です。
4. 費用が見えにくい
WordPress本体は無料で使えますが、サーバー代、有料のテーマやプラグインの更新料、制作会社に払う保守費など、続けてかかる費用があります。「作ったときは安かったのに、手入れまで考えると思ったより高い」と感じる会社もあります。維持費の内訳は、ホームページの維持費・管理費の相場で紹介しています。
乗り換える前に確かめること
不安の正体が分かったら、「本当に乗り換えが必要か」を確かめます。次の質問に答えてみてください。
困っていることは、作り方を変えないと解決しないか
「更新が怖い」「誰が管理しているか分からない」という悩みは、WordPressのままでも、保守を頼むことで解決できる場合があります。一方で、「サイトが古く、スマホで見にくい」「会社の今の姿と中身が合っていない」という悩みは、作り方より中身の作り直しの話です。どちらの悩みなのかを分けて考えると、選ぶ道がはっきりします。
どれくらいの頻度で、誰が更新するか
お知らせやブログを、社内の人が毎週のように書くのか。年に数回、会社案内を直す程度なのか。更新の頻度と、更新する人は、乗り換え先を選ぶうえでいちばん大事な条件です。
WordPressでしかできないことを使っていないか
会員だけが見られるページ、予約や見積もりの仕組み、商品の注文など、WordPressのプラグインで作った機能を使っている場合は、乗り換え先で同じことができるかを確かめる必要があります。代わりがなければ、外部のサービスを組み合わせることになり、費用や手間が増えることもあります。
契約と名義はどうなっているか
ドメイン(ホームページの住所)とサーバー(ホームページを置く場所)の契約者が誰か、管理画面に入るためのIDやパスワードを自社で持っているかを確かめます。制作会社の名義になっていると、乗り換えのときに手続きが増えます。自社の名義になっていれば、乗り換えはぐっと進めやすくなります。
WordPressのまま、保守を頼む選択肢
乗り換えずに、WordPressのまま守りを固める方法もあります。社内で手入れができないことが不安の原因なら、手入れを外に任せるだけで、悩みの多くは片づきます。
保守を頼むときは、次の内容が含まれているかを確かめましょう。
- WordPress本体・プラグイン・テーマの更新と、更新のあとの表示の確認
- 定期的なバックアップと、問題が起きたときに元に戻す対応
- PHPのバージョンの確認と、サポートが終わる前の切り替え
- 使っていないプラグインやテーマの整理
- 管理画面のアカウントの見直し
- 今回のような重大な脆弱性が出たときの、早めの確認と連絡
保守の費用は、内容と頼む先によって大きく変わります。「月額いくら」だけで比べず、何が含まれていて、何が別料金なのかを見比べることが大切です。今の制作会社の対応に不満がある場合は、制作会社だけを変えて、WordPressは使い続けるという道もあります。手順は、ホームページの制作会社を乗り換える手順で紹介しています。
乗り換え先の比べ方|4つの選択肢
乗り換え先は、大きく分けて次の4つです。どれがいちばん良いというものではなく、会社の更新のしかたや、使いたい機能によって向き不向きがあります。
| 選択肢 | どんな作りか | 良いところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 静的サイト | 決まったページを置いておくだけで、サーバーの上でプログラムを動かさない作り | 更新するソフトウェアが少なく、守る部分が小さい。表示が速くなりやすい | 文章を直すときにHTMLの知識が要るため、制作会社に頼むことが多い |
| ノーコードの作成サービス | Wix・Studioなど、画面の操作でページを作れるサービス | サーバーや部品の更新はサービスの側が行う。社内でも更新しやすい | 月額の利用料がかかる。できることはサービスの範囲内。サービスの事故や仕様変更の影響を受ける |
| ヘッドレスCMS | ページの表示は静的サイトなどで作り、お知らせや記事の管理だけ外部のサービスで行う形 | 社内で記事を書きやすく、公開するページは静的にできる | 作るときに専門の知識が要り、制作費が上がりやすい。記事の管理サービスの利用料がかかることがある |
| WordPressのまま保守を強化 | 今のサイトを使い、手入れを外に任せる | 作り直しが要らず、費用と期間をおさえやすい。使い慣れた管理画面のまま | 保守の費用が続けてかかる。手入れを止めると、また同じ不安に戻る |
なお、「ヘッドレスCMS」の「ヘッドレス」は、「見た目の部分(ヘッド)を持たない」という意味です。記事を書いてためておく仕組みと、ページを表示する仕組みを分けて作るため、こう呼ばれます。
それぞれ向いている会社
静的サイトが向いている会社
会社案内、事業内容、設備、採用、お問い合わせといった、内容があまり変わらないページが中心の会社です。お知らせの更新が年に数回ほどで、更新は制作会社に頼んでもかまわない、という会社なら、守る部分を小さくできる静的サイトは有力な選択肢です。静的サイトの仕組みは、静的サイトとは?動的サイトとの違い、メリット・デメリットと向いている会社で詳しく紹介しています。
たとえば当サイト(マツケンスタジオ)は、PHPを使わない作りで公開しているため、今回のPHPの脆弱性の影響を受けていません。ただし、お問い合わせフォームのように入力を受け付ける部分は、別の仕組みが要ります。フォームをどう作るかは、選ぶ段階で確かめておきましょう。
ノーコードの作成サービスが向いている会社
社内の担当者が、文章や写真を自分たちで頻繁に直したい会社です。サーバーや部品の更新を気にせずに済むのは大きな良さです。一方で、サービスを提供する会社に事故があれば影響を受けますし、サービスをやめるときの移しかえにも手間がかかります。ノーコードから別の作り方に移るときの話は、ホームページをノーコードから乗り換えるには?で紹介しています。
ヘッドレスCMSが向いている会社
お知らせ、施工事例、製品情報、ブログなどを社内で頻繁に書き、ページの数も多い会社です。記事は社内で書きやすく、公開するページは静的にできるため、両方の良さを取り入れられます。ただし、作るときの手間と費用は大きくなりやすく、仕組みを分かっている制作会社と長く付き合う前提になります。
WordPressのままが向いている会社
次のような会社は、WordPressを使い続けるほうが合っていることが多いです。
- 社内で記事を頻繁に書いていて、今の管理画面に慣れている
- 会員ページや予約など、プラグインで作った機能を使っている
- 記事の数が多く、移しかえの手間と費用が大きい
- 保守を任せられる相手がいて、費用も納得している
WordPressは、自由に機能を足せること、情報が多く頼める相手を見つけやすいことが大きな良さです。WordPressが向いている会社と、いらない会社の見分け方は、ホームページにWordPressは必要かで紹介しています。
移すものの一覧
乗り換えでは、「ページの見た目」だけでなく、裏側にあるものもまとめて移します。漏れがないよう、先に一覧にしておきましょう。
| 移すもの | 確かめること |
|---|---|
| ページの文章 | 各ページの文章をすべて控える。古くなった内容は、移すついでに直す |
| 画像・PDF | 写真、図、カタログのPDFなど。WordPressの「メディア」にたまっているもの。ほかのページやメールからPDFに直接リンクしていないか |
| お知らせ・ブログの記事 | 記事の数、公開日、カテゴリ。すべて移すか、古い記事を整理するか |
| お問い合わせフォーム | 入力の項目、送り先のメールアドレス、自動返信の文面。乗り換え先でどう作るか |
| ドメイン | 契約者、管理している会社、更新日。ドメインは同じものを使い続けるのが基本 |
| メール | 会社のメール(info@など)が、今のサーバーで動いていないか |
| 計測の設定 | Googleアナリティクス、Search Consoleの設定。新しいサイトにも入れる |
| そのほかの機能 | 会員ページ、ダウンロード、地図、SNSの埋め込み、検索対策のプラグインで入れた設定など |
とくに気をつけたいのがメールです。中小企業では、WordPressを置いているレンタルサーバーで、会社のメールもいっしょに動かしていることがよくあります。サーバーを解約すると、メールまで止まってしまいます。乗り換え先にメールの機能がない場合は、メールをどこで動かすかを先に決めておきましょう。
記事は、WordPressの管理画面の「ツール」の「エクスポート」で、まとめて書き出すことができます。ただ、書き出したデータをそのまま乗り換え先に読み込めるとは限りません。記事が多い場合は、どう移すかを制作会社と早めに相談しておくと安心です。
乗り換えの手順
乗り換えは、次の順番で進めると、ホームページやメールを止めずに済みます。
- 今のサイトの守りを固める:PHP・本体・プラグイン・テーマを最新にし、バックアップを取る。
- 困っていることと、更新のしかたを整理する:誰が、どれくらいの頻度で、何を更新するかを書き出す。
- 乗り換え先を決める:上の4つの選択肢から、更新のしかたと使いたい機能に合うものを選ぶ。
- 今のサイトの中身とURLを一覧にする:ページ、記事、画像、PDFを、URLといっしょに表にまとめる。
- 新しいサイトを作る:中身を移し、フォームや計測の設定も入れる。公開前の確認用の場所で作るのが基本。
- 公開前に確かめる:表示、リンク、フォームの送信、スマホでの見え方、リダイレクトの設定を確かめる。
- 切り替える:ドメインの向き先を新しいサイトに変える。メールの設定を変える場合は、別に確かめる。
- 公開後に確かめる:古いURLが新しいURLに移るか、フォームが届くか、Search Consoleでエラーが出ていないかを見る。
- 古いサーバーを解約する:しばらく様子を見て、問題がないと分かってから解約する。
大事なのは、古いサーバーの解約を最後にすることです。切り替えたあとで問題が見つかっても、古いサイトが残っていれば元に戻せます。解約の日付も、サーバーの契約の更新日とあわせて考えておきましょう。
新しいサイトを作る段階では、公開前の確認用のサイトが検索結果に出ないよう、検索エンジンに登録しない設定にしておくことがよくあります。この設定を本番の公開のときに外し忘れると、検索結果からサイトが消えてしまいます。公開の当日に、必ず確かめてください。
URLが変わるときは、301リダイレクトを設定する
WordPressから乗り換えると、ページのURLが変わることがよくあります。たとえば、記事のURLに日付や番号が入っていたものが、新しいサイトでは別の形になる、といった具合です。URLが変わるときは、古いURLを開いた人を新しいURLへ自動で移す設定(リダイレクト)をします。これをしないと、検索結果やブックマーク、名刺やカタログのQRコードから来た人が、「ページが見つかりません」という画面にたどり着いてしまいます。
Googleは、URLが変わるサイトの移転について、次のようなことをすすめています。
- 技術的にできる場合は、サーバー側で恒久的なリダイレクト(301や308)を設定する
- 古いURLと新しいURLの対応表を作り、それに合わせてリダイレクトとサイトの中のリンクを書きかえる
- リダイレクトは、できるだけ長く、一般的には1年以上残しておく
- 新しいURLのサイトマップを、Search Consoleで送る
- ドメインごと変わる場合は、Search Consoleの「アドレス変更」を使う
Googleは、移転の間は検索の順位が一時的に変わることがあるが、それは通常のことで、時間がたつと落ち着く、とも説明しています。切り替えの直後に順位が少し動いても、あわてず様子を見ましょう。
リダイレクトは、移った先のサイト(新しいサーバーやサービス)で設定します。静的サイトでもノーコードのサービスでも、リダイレクトの設定ができるか、どの形で設定するかは乗り換え先によって違います。選ぶ段階で確かめておきましょう。ドメインもページのURLも変わらない場合は、リダイレクトはいりません。
よくある失敗
WordPressからの乗り換えで、よく起こる失敗をまとめます。どれも、先に知っていれば防げるものです。
メールが止まった
レンタルサーバーを解約したら、会社のメールまで届かなくなった、という失敗です。サーバーでメールも動かしているかを、乗り換えの最初に確かめておけば防げます。
フォームの問い合わせが届かない
新しいサイトのフォームの送り先が、テスト用のアドレスのままだった、自動返信が迷惑メールに入る、といった失敗です。公開の前と後に、実際に送って届くかを確かめましょう。
古いURLが「ページが見つかりません」になる
リダイレクトの対応表に、記事やPDFが漏れていた、という失敗です。とくに、よく見られている記事や、ほかのサイトからリンクされているページが漏れると、問い合わせの入り口を失うことになります。
更新できる人がいなくなった
守りやすさを重視して静的サイトにしたものの、社内でお知らせを更新できなくなり、更新が止まってしまう、という失敗です。誰が、どう更新するかを、乗り換え先を選ぶ前に決めておくことが大切です。
管理画面のIDやドメインの情報が分からない
前の制作会社が管理していて、ドメインの移しかえや設定の変更ができない、という失敗です。乗り換えを決める前に、契約者と管理画面のIDを確かめておきましょう。
乗り換え先でも、手入れを忘れる
作り方を変えても、手入れがまったく要らなくなるわけではありません。ノーコードのサービスでもアカウントの管理は要りますし、静的サイトでもフォームの仕組みやドメインの管理は続きます。乗り換えたあと、誰が何を見るのかを決めておきましょう。
乗り換えを相談するときに伝えること
制作会社に乗り換えを相談するときは、次のことを伝えると、話が早く進み、見積もりも比べやすくなります。
- 今のサイトの情報:サイトのURL、おおよそのページ数と記事の数、使っている主なプラグインや機能
- 契約の情報:ドメインとサーバーの契約者と更新日、メールを同じサーバーで動かしているか
- 困っていること:更新が怖い、手入れをする人がいない、費用が見えないなど、乗り換えたい理由
- これからの更新のしかた:誰が、どれくらいの頻度で、何を更新したいか
- 残したいもの・やめたいもの:必ず残したいページや機能、この機会に整理したいページ
- 時期と予算の目安:いつまでに切り替えたいか、作るときと毎年の費用をどれくらいにおさえたいか
相談の段階で、「乗り換えずに保守を頼むなら、どうなるか」もあわせて聞いてみるのがおすすめです。乗り換える場合と、乗り換えない場合の両方の話を聞くと、自社にとってどちらが合っているかを落ち着いて比べられます。どちらの道を選ぶにしても、ドメインとサーバーを誰の名義にするのか、公開後の手入れを誰がどこまで行うのかは、最初にはっきりさせておきましょう。
費用と期間の考え方
乗り換えの費用と期間は、ページ数、記事の数、デザインを作り直すかどうか、フォームなどの機能をどう作るかで変わります。新しく作るときとの違いは、今のサイトの確認、中身の移しかえ、URLの引き継ぎといった作業が加わることです。記事が数百本あるような場合は、移しかえだけで大きな手間になります。
費用を比べるときは、作るときの費用だけでなく、そのあと毎年かかる費用もあわせて見ることが大切です。WordPressのまま保守を頼む場合は保守費が、ノーコードの作成サービスなら月額の利用料が、ヘッドレスCMSなら記事の管理サービスの利用料がかかることがあります。数年分を足して比べると、どの道が自社に合うかが見えやすくなります。
マツケンスタジオでは、1ページ(LP)は15万円から、2〜5ページは30万円から、6〜20ページは60万円から、21ページ以上はお見積りが目安です。期間は、LPで数週間〜1か月ほど、会社のホームページで1〜3か月ほどです。作り直す場合も、ドメインとサーバーはお客様の名義のままで進め、最初の相談から公開後まで同じ担当が見ます。公開後の更新や改善も続けられ、社内での更新が難しい場合は、月額サポートで代わりに更新することもできます。
まとめ
WordPressの不安の正体は、更新するものが多いこと、使う人が多く狙われやすいこと、手入れの手間と費用が見えにくいことです。どれも、手入れを続けていれば大きく減らせます。まずは今回のPHPの対応を済ませ、そのうえで、困っていることが作り方を変えないと解決しないのかを確かめましょう。
乗り換える場合は、更新のしかたに合わせて、静的サイト、ノーコードの作成サービス、ヘッドレスCMSから選びます。WordPressのまま保守を強化するのも、立派な選択肢です。乗り換えるときは、移すものを一覧にし、メールとフォームを確かめ、URLが変わるなら301リダイレクトを設定し、古いサーバーの解約は最後にする。この順番を守れば、ホームページもメールも止めずに移ることができます。
よくある質問
すぐにやめる必要はありません。まずはサーバーのPHPが修正版になっているか、WordPress本体・プラグイン・テーマが最新かを確かめましょう。手入れを続けられるなら、WordPressを使い続ける選択も十分にあります。乗り換えるかどうかは、困っていることと更新のしかたを整理してから決めるのがおすすめです。
URLが変わる場合でも、古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定し、新しいサイトマップをSearch Consoleで送れば、影響をおさえやすくなります。Googleは、移転の間は順位が一時的に変わることがあるが、時間がたつと落ち着くと説明しています。
更新はできますが、文章を直すときにHTMLの知識が要るため、制作会社に頼むことが多くなります。社内で頻繁に更新したい場合は、記事の管理だけを外部のサービスで行うヘッドレスCMSや、ノーコードの作成サービスも比べてみましょう。
ドメインは、同じものを使い続けるのが基本です。メールアドレスもそのまま使えますが、WordPressを置いているサーバーでメールも動かしている場合は、サーバーを解約するとメールが止まります。メールをどこで動かすかを、乗り換えの最初に決めておきましょう。
WordPressの管理画面から記事をまとめて書き出すことはできますが、乗り換え先にそのまま読み込めるとは限りません。記事の数が多い場合は、すべて移すのか、古い記事を整理するのかも含めて、早めに制作会社と相談しておくと安心です。
ページ数や記事の数、機能によって変わります。マツケンスタジオでは、LPで数週間〜1か月ほど、会社のホームページで1〜3か月ほどが目安です。今のサイトを確かめ、中身を移し、URLを引き継ぐ作業が加わるため、余裕をもって進めましょう。
「何から始めればいいか分からない」という段階でも大丈夫です。町工場発のマツケンスタジオが、ドメインの取得から公開後の更新まで、まるごとお手伝いします。いまは毎月3社まで、特別な価格で制作する「事例づくりモニター」も受け付けています。